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「ピースとハイライト」




作曲家  岡田克彦


(2013.8.14.執筆)







BGM;サザンオールスターズ: 「ピースとハイライト」

〔桑田研究会バンドによる、カバー〕



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私は愛煙家なので、今回の、サザンオールスターズの新曲「ピースとハイライト」は、タバコのCMソングでもよかったのですが、どのような適当な題名であっても、『結果よければ全てよし』なのであります。


クラシック音楽の大好きな私は、もともと世代論は信じていないです。


大体、私の作曲作品の一番の理解者は、ドビュッシーだろうと思っていて、私が生まれた1957年1月10日には、ドビュッシーは、もう、死んでいましたので、当然のことです。


が、桑田佳祐氏は、1956年2月26日生まれなので、私とは全く同世代で、1956年4月12日生まれの、田中康夫氏執筆の「なんとなくクリスタル」で、一括括られちゃった『クリスタル世代』になります。


この年代層の人が大学を卒業して社会に出た1979年頃は、第一次オイルショックの少し後で、穏やかな右肩上がりで、今ほどのデフレではなかったものの、就職などには苦労した世代になります。


私が早稲田大学政経学部を卒業して住友信託銀行に就職したあと、1980年代後半にバブル経済がやって来て、私などが就職した当時とは全く違う、大学卒業生が異常に優遇された、バブルの大量採用時代に、私は、就職リクルーターを会社の命令でやった世代なので、バブルの大量採用世代〔現在30歳代〜40歳代の、三木谷、ホリエモン、2ちゃんねるの西村博之世代〕が、知恵が全くないのにお金だけを崇め奉る人間の集合体であること、そして、その世代が子供を産んで育てしつけた結果が、今の、少年犯罪の急増につながっていることなどを熟知しています。


もちろん、今述べたことは、全体的な傾向値で、個々の違いはありますよ。


しかし、今の、20歳代以下の世代は、インフレの時代を知らないのですから、価値観は私の世代とは全く違っているのですが、夢を持ってそれを実現したいと思って努力している人達は、バブルの大量採用世代よりも年上の私などの世代以上の人間は、若い頃就職などで苦労した経験があるので、必ず、うまく理解し合えるのです。


もちろん、今述べたことも、全体的な傾向値で、個々の違いはありますが、音楽芸術などのとり組み方における、切実さやひたむきさは、コストパフォーマンスしかおつむにない人には皆無なのです。


そういうコストパフォーマンスしかおつむにない人たちの集まりが、「2ちゃんねる」なので、案の定、「2ちゃんねる」のスレッドでは、「ピースとハイライト」の歌詞に対して、「もう、桑田佳祐、は終わった。」などという発言が多いのです。


終わる、ってどういうことでしょうか。作者が死んだら終わるということは、芸術ではありえないのですよ。


J.S.バッハの「マタイ受難曲」は、300年以上続いていますが、そのようなものに対して、「ウザい」「ムカつく」とタメ口を叩いても、全く、J.S.バッハの作品はゆるぎもしません。


ツウィッター、は、つぶやき、ですので、感性が一番出ることがあります。


「いとおかし」なんてつぶやけない皆様が、『コストパフォーマンス重視・拝金主義世代』なのでしょうね、きっと。


・・・・・等々、観察していると、日本民族とその特有の素晴らしい文化は、スタンフォードあたり発の、コストパフォーマンス重視の拝金主義者によって、壊滅してゆく運命にあるようですね。


「ピースとハイライト」という歌詞を書かざるを得ない状況が素晴らしい、これで、桑田佳祐がおしまいになるから最高だ、と、あざ笑っている人は、聴覚中枢に何か不具合があるのでしょうから、既に終わっているのですが、それに気づいていないようです(爆)。困ったことです。


また、「ピースとハイライト」について、反戦歌だ、という主張は、全く間違っています。「反戦歌」という発想は、学生運動華やかなりし頃の日米安保闘争世代〔今、65歳以上の世代〕の皆様の連合赤軍派の皆様が活躍していた頃の発想です。「ピースとハイライト」は、超現実主義、つまり、、シュールレアリズムに基づく作品なのです。この歌詞は、ジャコメッティが言ったように、現実を、時間枠を越えた普遍的な観点から見て、それを言葉にしているだけのことなのです。


だから、この歌詞は何も強制していないし、平和を理想だと思うことについて、「絵空事かな」、と入っているのです。絵空事だと思う人は思えばいいのです。


「20世紀で懲りたはず」なのですが、戦争大好きな人は、歴史を無視して、同じ過ちを繰り返せばよいのです。ただし、一人で、孤独におやんなさい。周囲を巻き込むのは多大な迷惑なのですよ。


この歌詞で一番大切な部分は、『何気なく観たニュース』の一節なのです。


『何気なく』するのならば、芸術作品を手がけましょうね。


東京電力のように、『何気なく』、お金儲けのために、放射線汚染水を海に垂れ流すことは、やめていただかないといけませんね(笑)。


全てを勘案して、サザンの復帰第一作が、下記の「ピースとハイライト」になったことは、素晴らしいことです。






『ピースとハイライト』   作詞:桑田佳祐


何気なく観たニュースで

おとなりのひとが怒ってた

今までどんなに対話(はな)しても

それぞれの主張は変わらない


教科書は現代史を

やる前に時間切れ

そこがいちばん知りたいのに

なんでそうなっちゃうの?


希望の苗を植えていこうよ

地上に愛を育てようよ

未来に平和の花咲くまでは…憂鬱(Blue)

絵空事かな お伽話かな

互いの幸せ願う事など


歴史を照らし合わせて

助け合えたらいいんじゃない?

固い拳を振り上げても

こころ開かない


都合のいい大義名分(かいしゃく)で

争いを仕掛けて

裸の王様が牛耳る世は…狂気(insane)

二十世紀で懲りた筈でしょ?

燻る火種が燃え上がるだけ


いろんな事情があるけどさ

知ろうよ互いのいいところ


希望の苗を植えていこうよ

地上に愛を育てようよ

この素晴らしい地球(ふるさと)に生まれ

悲しい過去も愚かな行為も

人間(ひと)は何故に忘れてしまう?

愛することをためらわないで…











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